2010-01-01から1年間の記事一覧
最近何かと話題の「うつ」病ですが、「何もしたくない」「何がしたいのかわからなくなる」という状態は誰にでも起こりえる心理状態です。この悩みは、誰もが抱えることになるかもしれませんから他人事にはできない問題です。このうつ状態が起こる理由には自…
「社会では通用しないぞ」というような言葉はなんども言われた事があると思います。「社会では通用しない」という論理を振りかざす人が言うには言うには、社会に出たら社会に適応できない人間は叩かれて当たり前で、それに耐えられなければその場を去ったほ…
一般的に記憶を蓄えるのはシナプスです。この神経回路は頭を使えば使うほど増えていきます。このシナプスが結ぶ回路全体が相互に繋がりあい、、複雑に絡み合っていればいるほど最適な解に至る道筋が強化されて記憶の容量が増えると言われています。しかし、…
人間は誰でも多かれ少なかれ何かに依存して生きています。そんな依存の対象となるものは趣味趣向、金銭、人間関係など、人それぞれ異なります。現在アルコール依存、薬物依存、ギャンブル依存、ゲーム依存、ケータイ依存など様々な依存症が存在しています。…
コミュニケーションはいつも問題を引き起こします。意思疎通が悪いばかりに、場違いな話をして恥をかいたり、話の腰を折って機嫌を損ねたりと、伝わらないことが理由で本来の問題とは異なるところで拗れるのは誰にとっても不本意なはずです。だからといって…
今は買い物に行くと均一な品質で、見た目もきれいなものがズラリと並んでいます。その裏側を覗いてみますと生産者、流通業者が不揃いなものを丁寧に排除して、「規格」を統一するための努力が為されています。なぜこのような努力が為されているのかといえば…
もともと「戦い」には「正義」はつきものですが、絶対的な正義にはほとんど出会えません。立場や環境などから、大抵それぞれに言い分があって善悪をきっちり割り切れる場合などほとんどないからです。「正義は我にあり」のほとんどは争いの理由として作られ…
インフルエンザの季節がやってきました。いつもこの時期になると様々な情報が氾濫します。自分で信じるに値するかを判断するのは本当に難しいです。特に専門分野以外では、それらしい識者のコメントを鵜呑みするしかないときも多々有ります。そんな中で本当…
国は国民の最低限度の文化的(知的)生活を保障しなければなりません。「教育を受ける権利」がそれにあたります。教育基本法が、教育の機会均等を定め、義務教育を無償にしているのはそのためです。裏を返せば義務教育で習ったことのすべてを修得しても、最…
どんなに勉強してもなかなか身につかないと思っている人は多いと思いますが、そこには大きな理由があります。インプット自体を目的としていることです。実際にどう使うのかがわからないまま勉強しても、使わない道具は錆びていくのと同じで常に知識も手入れ…
ものが無い時代は「たくさん有ること=豊かなこと」でした。しかし、最近では都市化が進んでいるため狭いところに沢山のものが溢れ変える時代になってしまいました。窮屈な場所をさらに埋め尽くすようなものは邪魔でしかありませんし、そのようなものが自分…
古来より稽古事、芸事というのは『型から入る』のがいいとされています。あれこれ理屈を考えることよりもまず模倣することで技の習得を早めるというものです。「習うより慣れよ」や「教わるのでなく盗め」はこの典型です。稽古事、芸事の上達には、「目習い…
現在、日本において基本的に若い人の給与が低く、中高年などの経験が長い人の給与が高くなっています。この年功序列システムを安定させるためには若年世代から中高年世代へ利益誘導を行い調整をする必要があります。年功が実力相応かそれ以下の収入を貰って…
最近は、すぐに答えを求める人が増えています。その背景には正解至上主義があります。学校では常に正解を求められますし、すぐに正解を押し付けます。そのような環境で長く育てば常に物事には必ず正解があると思っても仕方ありません。自分にぴったりな仕事…
一般に世論調査では、「実績を上げた人が報われる社会」よりも、「努力した人が報われる社会」を望む声が多いそうです。地道に勉強をしたり運動をしたりしている人はいると思いますが、積み上げたものを一気にを変えてしまう現象はいたるところに存在します…
懲役刑の目的を知っていますか。受刑者に規則正しい勤労生活を行わせ『1.健康を維持すること』、『2.勤労精神を養成』、『3.規律ある生活態度の自覚』、『4.共同生活における自己の役割・責任の自覚』、『5.職業的知識及び技能を付与する』ことで…
一回でもレールを踏み外すと社会的に烙印を押され、封殺され、永遠に苦しめられる。そんな社会ではリスクを負ってチャレンジするプレッシャーが半端なものではありません。ましてやリターンにおいてはリスクを負っていない人が群がってくるとなれば、生きて…
人生は生まれた時や場所により左右されます。同程度の素養を持った人でも生まれが10年異なれば歩む人生がまったく異なったものになりますし、同じ時代でも生まれがアフリカの大平原とアメリカのニューヨークなら同様のことが言えます。その時や場所で使え…
デスクの上に沢山の書類が重なり、いくら努力しても次から次へと積み重ねられる。なんとかして仕事を終わらせようとペースを上げてみたところで、すぐに息切れして一時的なもので終わってしまう。そしてまたいつものペースで机の上で終わりの無い戦いを繰り…
とりあえず長時間拘束して、意味があるか分からないトレーニングでも繰り返えせば何かしらの成果はあがるものです。もっといろんなトレーニングをすれば・・・、もっと長い時間トレーニングをすれば・・・、もっと負荷の高いトレーニングをすれば・・・成果…
マネジメントの歴史は古く旧約聖書にも記されています。十戒で有名なモーセは、エジプトで奴隷生活を強いられていたイスラエルの民を導き解放した時のお話です。イスラエルの民は荒野を旅する中で多くの問題に遭遇します。飲料水、食糧の不足を原因に様々な…
未来の自分は今の自分と比べて変化があるでしょうか。変化が無いと答えた人はたぶん変化はしないと思います。しかし、大きく変える意思があるなら1ヶ月とは言わないまでも1年365日の時間があれば人生を転換してしまうことが出来ます。それを可能にする…
他人には雑然としたように見えても自分にとって使いやすい環境であるならばそれは整理がなされているということです。整理の目的はあくまでも動きやすい環境を作ることであるべきです。ただ、殆どの人がその事実を無視して見た目をキレイにすることを整理と…
合理的な判断するためには合理的に判断するに足る情報を揃えなければなりません。その情報が誤っていたり、偏っていれば合理的な判断などできませんので、殆どの場合その前提条件を揃えることができずに誤まった判断をしてしまうことが殆どです。局所的には…
当然ですが価値を知らないものには、価値判断が出来ません。すぐに散財してしまうのは、価値をうまく取り扱えていないからに尽きます。人は身の丈に応じたことしか出来ません。一時的に取り扱える能力以上の価値を与えられたとしても、それを適正に使いこな…
人の成長の基本は正確に評価がなされることが前提です。考えるべきは、「いつ」、「どこで」、「なにを」適切に評価することなのです。評価に対しては正当性が常に求められます。歪んだ評価基準では思考回路をポジティブにすることはできませんし、納得でき…
社会に暮らす人は誰しも様々な概念、規則の中で生活をしています。言い換えれば、それらの色眼鏡を通して『当たり前』と言われる社会を作っているとも言えます。当たり前を毎回繰り返せば、当然その当たり前には厚みが増してきます。いくら知識、経験が増え…
前者が学ぶ姿勢、後者は教えてもらう姿勢です。そもそも「学ぶ」の語源は「真似ぶ」です。学ぶことは相手の言ったこと、やったことを真似ることから始まります。当初は技術的に鵜呑みにしなければならない部分もありますが、真似ようと思った動機の主体性は…
社会にはいろんな合意が存在します。いろんな人がいろんな人に対して合意をしているから当然といえば当然です。この合意は主張と主張が折り合ったところに存在し、その落としどころの殆どは議論という形で決まります。この合意が揺らいでいればそれを支える…
若年者を子ども扱いして『任せない』状態はいつの時代も存在しています。責任と権利の委譲が進まなければ、いつまで経っても子供は大人にならず、逆に大人は子供の分の責任だけ引き受けざるを得ない状況になります。責任に耐えかねた大人は責任を放棄し、無…