sadadadの読書日記

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正解は常にあなたの中にある

最近は、すぐに答えを求める人が増えています。その背景には正解至上主義があります。学校では常に正解を求められますし、すぐに正解を押し付けます。そのような環境で長く育てば常に物事には必ず正解があると思っても仕方ありません。自分にぴったりな仕事をして、自分らしく遊び、自分だけのパートナーがいる。そのような人生などあるはず無いのですが正解至上主義はそれでも答えを追い求めます。『みんな』が認める正解を追い求めれば、必然的に正解が何処にあるのか分からなくなってしまいます。

超訳 ニーチェの言葉

超訳 ニーチェの言葉

1 役に立たない正解至上主義

昔は正解の数は少なかったので人生にもある程度の正解といえるロードマップが存在していました。その分岐点ごとにドロップアウトしていく人たちがいて、それぞれの人生を『納得』して生きていくことができました。今ではそうもいきません。正解が変化している時代に同じことを同じように努力しても、同じ幸せは得られません。というより、今の世の中は正解自体が存在していないことが殆どです。正解至上主義では間違えてはならないという意識は働くものの、正解が見えない場合、どうすればいいのか分からず思考停止に陥ります。つまり、いままでの正解至上主義は役に立たないのです。

2 自分で正解を作る人と他人に正解を求める人

自分で正解を作る人
自分で正解を作る人は周囲の環境に大きく左右されません。何か問題があっても他人や状況のせいにせず、文句は言わず、目の前の問題を乗り越えるため『どうすればよいか』を考えることができます。どのような理不尽な状態においても自分と真摯に向き合うことで、どのような抵抗があろうとも自分で居場所を作り上げていくこともできます。その結果、自分で周囲を変えていける力を身につけることが出来るのです。

他人に正解を求める人
他人に正解を求める人は周囲の環境に大きく左右されます。周囲の評価を常に気にして、自分というものが存在しません。何か問題があればすぐに他人や状況のせいにしたくなりますし、理不尽な状況があれば、それに向き合う気持ちになりにくい。結果的に他人に押し付けたり、見てみぬふりをしたりもしていまう。常に自分に都合のいい居心地のいい場所を探し周ることに力を費やして、そこに居続けようとしますので、行動力が失われ、周囲を変える力も無くなっていくのです。

3 正解を作るために必要なもの

正解を作るのは悩む力、考える力です。最適と思われる解を創造して、他人を納得させたものが正解になるのです。そんな想像力を高めていく方法は、ひたすら沢山の経験をすることしかありません。考えて実行し失敗して、そこからまたどうすればいいかを考えること、トライ&エラーの積み重ねしかないのです。とりあえずやり始めてみる。誤まった方向に進んでいると感じたら修正する。そうすればいつか納得できる正解らしき所に到達できるのです。

4 正解に至る道は自由に作れる

正しいと信じられている正解だけに向かわせるようなスマートなやり方では本当の正解にたどり着けません。そんな他人のいう正解を信じるよりも自分で積み上げた経験の方が信頼できます。経験を積むためには何度でも挑戦する気力、体力を養い、自分の頭で考え抜く知力を磨くことです。そして正解らしき所を探す精度を上げて、その正解を他人と共有させる力が、先の見えない時代には求められています。正解は常にあなたの中にあるのです。


正解を探すより、できることを探す。
福島正伸

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