sadadadの読書日記

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勝ち続ける意志力に学ぶタフに生きる方法

神経質で臆病、引っ込み思案。繊細であるがゆえに、色々なことに振り回され、動揺し、疲れ、傷つく。このような考え方はこれからの社会で生きていくことが難しくなりつつあります。なぜなら、LCCSNS等に代表される交通、通信コストが劇的に下がり、一歩でも外に出れば否応なしに人や、言葉や、考え方が交差する機会が増えていくからです。様々な人々が交錯する社会に適応させるためにはタフになる必要があります。繊細な自分を強靭な自分に変えるために必要なものを考えていきたいと思います。


勝ち続ける意志力 (小学館101新書)

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繊細な人の考え方

繊細な人は周囲から影響を大きく受けます。判断の機軸が外にあり相対、比較、対照的に物事を判断します。少しでも陰口を叩かれると気になり、罵倒されたりすると気絶しそうになるのは、周囲に対しての依存度が高く、周囲から取り残されれること=生き残れないと考えているからです。ですから、意識は常に周囲に向いており顔色を伺い、目標に関係なく相手の要求に応えようとビクビクしなければならないのです。

図太い人の考え方

反対に、図太い人は周囲から影響を殆ど受けません。判断の機軸が内にあり絶対的な基準で物事を判断します。彼らの頭の中では周りの人たちからの影響は、参考にしか過ぎません。周囲に対して依存度は低く、自律しており、常に意識は目標に向かっているので、動じることなく自分の主張と相手の要求を刷りあわせていくことができます。

繊細な人と図太い人の違い

繊細な人と図太い人は何が違うのか。それは、精神的に自律しているか否か、言い換えれば自分に対する自信があるかないかです。恵まれた環境であっても自律していなければ繊細になり、どのような劣悪な環境であっても生きていけるという自負があれば図太くなります。自信のあるなしは自分の考え方次第なのです。

勝ち続ける意志力を手に入れるためにすべきこと

自信を手に入れるには周囲にどう思われているかなどという複雑な感情など必要ありません。ゲームのように淡々と処理できるように受け取り方自体を変える。そして、淡々とクリアにむけてやるべきことを続けるだけです。

今の自分に対する自信が持てなくとも、いつか成長した『未来の』自分に対する信頼があれば自信は必ずついてきます。自分に対する信頼は『現状を否定せずありのまま認めること』から始まります。そして継続した成長を意識し、行動することです。強靭な意志力は絶え間ない努力でしか裏打ちすることはできません。

僕はこれまで頭の回転が速く、要領が良く、勢いに乗っていると思われる人間と何度も戦ってきた。ただの一度も負ける気はしなかった。それはなぜか。彼らと僕とでは迷ってきた量が圧倒的に違うからだ。