大きな成果を出すためには目の前の仕事に集中してはならない理由 ‐ 大きな成果を出す人の3つの考え方
一生懸命、取り組んではいるものの、なかなか成果が上がらない。成果が上がらないのには必ず訳があります。作業手順、人間関係、そもそもの編成、また予期しない病気や事故、危機や災害等により、個人の努力だけでは乗り越えられない『壁』はいくつも存在しているからです。しかし、そのような壁を前にして、言い訳をしたり、挫折してばかりいては、永遠に成果をあげることなどできません。大きな成果をあげるためには意識すべきことがあるのです。
- 作者: セロン・Q・デュモン,ハーパー保子
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2009/02/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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集中力の管理
ぼんやり仕事に取り組んでいても成果をあげることはできません。いつかどこかで必ず持ちうる力を集中する必要があります。しかし、そんな集中力は無限に使うことができるわけではありません。集中力は短期間に急激に上げれば、すぐに消耗してしまいますし、持続させるために分散していかなければなりません。ですから、自分の集中できる量を知り、仕事の内容、期間に合わせてうまく配分すること=集中力をうまく管理しながら物事に取り組んでいくことが重要なのです。
集中力は環境に左右される
集中力を発揮するためには自分だけではなく外部環境にも気を配る必要があります。緊急な、重要な用件が頻繁に起こり、常に巻き込まれるような環境では集中力を発揮することなど極めて困難です。環境への対応に終始している限り、時間と労力とともに集中力も損耗されていきます。ですから、外部環境からの影響を局限する必要があります。手順や体制の見直し、エラーの予防、人や物や情報の保全、関係作り等など、一見誰でも思いつきそうな事に対して地道に取り組み『成果の出せる基盤作り』に多くの集中力を割く必要があります。
チャンスは逃げ回っている
成果をあげるためにはチャンスを掴まなければなりません。目の前のことに気を取られていては、チャンスを掴む機会自体を逃してしまいます。『いまだ!』と大きなチャンスに飛びつくためには、事前に大物がどこにいるのかを知り、釣り上げる準備を行わねばなりません。そして、機会が来るまでひたすら待ち続け、逃げ回っているチャンスが目の前に来たときに逃さず捕まえられるように虎視眈々と狙う必要があるのです。
大きな成果を出す人の3つの考え方
1 集中力を管理し適切に集中力を配分する
2 集中力の損耗を抑える基盤作りに集中力を費やす
3 大きな成果を出すための『めぐり合わせ』に集中する
成果を出す人は、問題点に集中しているのではなく、機会に集中している。ドラッカー