sadadadの読書日記

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やりかけのものを終わらせるために考えるべき5つのこと

誰にでも一つや二つは塩漬けになっている「やり終えていないもの」があると思います。なぜ、やり終えることができないのか。そこには、環境や構造に問題がある、継続する意志が弱い、目標が高すぎた等などの『理由』があるからです。理由は上げ始めればキリがありません。終わらないものを『終わらせる』ためには、そんな理由を一つ一つ潰すように働きかけることしかないのです。

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理由はそのままにしておけば必ず言い訳に変えたくなるものです。やり終えていないものを終わらせるために考えるべきことは、「理由を探すこと」ではなく「見つけた理由を消していくこと」もしくは「理由を無視すること」なのです。


やりかけのものを終わらせるために考えるべき5つのこと

1 絞り込むこと

やりかけのものが多ければ多いほど、やり終えることが難しくなります。パラレルな取り組みはそれだけで力が分散されてしまいます。終わらせることのハードルを少しでも下げるためには、やるべきことを絞り込むことです。まずは、やらないことを決めて、終わらせる必要性の高いもの、すぐに終わらせることができるものを優先することです。できるだけ目の前にある仕事を消していくことに注力すれば、目の前から仕事が消えていくに従って、一つの物事に集中して取り組める環境が整ってきます。

2 整理すること

雑事に巻き込まれていては目標自体も見えなくなります。ややこしい状況がややこしいままでは集中して取り組むことができません。整理されていない状況はそれ自体がスピードが落ちる原因になります。目標達成に必要なハードルをできるだけ下げるためには環境を整えることです。机の上を整理して、人間関係を整理して、導線を整理して、働きやすい動きやすい環境を整えましょう。無意味な忙しさは混乱した環境が生んでいることが殆どです。

3 中間地点を設定すること

スタートからゴールまでには必ず距離があります。脇目もふらないで一気に進めるくらいのハングリーさがあればなんら問題はないのですが、大抵の人はゴールまでの道程で膝をつき、腰を下ろしてしまいます。継続して目標に挑んでいくためには中間地点を設定することです。セーブポイントを設定することで、いままでの自分の取組を評価することもできますし、次に進むための気力を後押ししてくれます。それぞれの能力やペースにあわせたポイントを設定することは重要です。

4 一緒に走る人を探すこと

どんなにゴールが見えていて整備された道を走っていても、途中でつまずくことはあります。そんなときに頼りになるのは途中経過を喜び合ったり、一緒に道を整備たり、目標を指し示してくれる仲間に他なりません。労苦を共にする仲間がいれば、どんなに長い道のりであってもお互いに刺激して最後まで走りきることができるのだと思います。

5 何も考えずに前を向いて走り出すこと

上記の4つの条件さえ整えれば、できない理由はもう消えているはずです。あとは何も考えずに今すぐ走り出すだけです。立ち上がり前に向かって走り出すのに必要なのは、ちょっとした勇気とやる気だけです。


毎日、今日があなたの”最後の日”だと思え。
毎日、今日があなたの”最初の日”だと思え。
マーヴィン・トケイヤー