優れた考え方は常にシンプルさを維持してくれる - 軽快に動くための5つのステップ
日々の生活に倦怠感を感じているなら、それは自分の行動を見直す時期に来ています。ただ闇雲に今までやっていない行動をしたとしても長続きしません。それは行動を制御しているのが考え方だからです。つまり、考え方が変わらない限り、行動は以前の考え方に撒き戻されてしまうのです。であるならば、いろんなものが積み重なって、拡散して収拾がつかない状態になっている状態は、それ自体が自分の考え方が引き起こしたことといえます。そんな、動きにくい状態に嫌気を覚えたというのは、いままの自分の考えから離れたいと感じている自分が出てきたということでもあります。それは自分自身を整理して見直すチャンスなのです。
クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル
- 作者: 小山龍介
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/12/03
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1 変えられない自分は見つめられない
大量にものが積みあがった人が行ってきた行動は、それなりの考え方をして行動してきた人です。手元になければばならないといった不安に駆られたりする人、いま何を持っているのか把握せずに漠然と動く人、集めること自体が目的化した人等いろんな人がいます。それぞれの人がそれぞれの考えて動いていますが、共通して言えることは、何ををすべきかを見切れていないということです。いま自分が持っているものを管理して、目的に応じて有効に使おうという考え方があればこのようなことにはなっていないはずです。まずは何より、いままでの自分の考え方を深く考えてみることです。そこからすべては始まります。
2 いままでの考え方に拘る理由は何処にもない
新しい考え方は受け入れる準備ができればすぐにでも移行できます。参考になる考え方の一つにアナログな環境をデジタル的に管理する方法があります。アナログでは行方不明が多く発生しますが、デジタルならすぐに追跡できますので、いるものといらないものが一目瞭然になるという大きなメリットがあります。また整理するときも机に座ったままで簡単にできるようになるので、ウロウロしたりすることも無くなります。行動自体にムリムダムラがなくなれば、生産性のない仕事に費やされるエネルギーを別のところに向けることができるようにもなります。そんな、新しい自分に切り替わるために、必要なことは、いままでの考え方を変えることだけです。いままでの考え方に拘る理由は何処にもありません。
- デジタル管理を活用した軽快に動くための5つのステップ
1 持っているもの全てをクラウドに放り込む
2 必要度に応じてタグ付けして管理する
3 必要度に応じて配置を決める(不要なものは捨てる)
4 使ったら元に戻す、消費したら追加する
5 1〜4を徹底する
3 優れた考え方は常にシンプルさを維持してくれる
オーバーロードによるオーバーワークは非効率極まりありません。忙しさに言い訳して、オーバー状態をそのままにしていても、疲弊が重なるだけで、状況は悪化の一途を辿るだけです。そんな状況を改善するためには、いままでの考え方を修正していくというよりも、今までの考え方を捨てるといった方がいいかもしれません。新しい考え方に自分を適応させるためには、いままでの考え方は邪魔でしかありません。確かに、いままで通りではない分、当初は不安に感じるかもしれませんが、それは慣れの問題だけです。目的に合致した無理なく無駄なく動ける考え方は一旦身に付けば手放したくなくなるほど有用なものになるはずです。動きにくくなったと思ったらまずやるべきは考え方の書き換えなのです。
人は「考え方」を手に入れると頭のよくなる生き物である
teruyastar