sadadadの読書日記

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イチローに学ぶ自分を上手にコントロールする方法

普段からあまり釣りをしない人は、釣れないとイライラして気疲れしてしまいます。一方で真の釣り人は、手間暇かけて仕掛けを作り、長時間の釣果待ちに耐え、たとえボウズであっても、その現実を素直に受け入れます。なぜなら、彼らは、釣れるかどうかを人間がコントロールすることができないこと、そしてコントロールできないことに業を煮やしても気疲れするだけで無意味ということを知っているからです。現実は捉え方次第で如何様にもなります。自分を上手にコントロールすることでイライラしない自分を作れるならそれに越したことはありません。



絶対ブレない「軸」のつくり方

絶対ブレない「軸」のつくり方

自分勝手な期待がイライラの素

どのようなことでも自分ができる範囲の以上のことは誰もできません。言い換えれば、自分のできる範囲を忠実にやることに以外に、すべきことはないのです。それは、自分のできる範囲以上のことに対して自分勝手な期待をしないということでもあります。自分勝手な期待は高まれば、自分では何ともならないことに一喜一憂し、あらぬ心配や気苦労が耐えなくなります。運によって左右される部分に傾倒すれば余裕を失ってしまうは当たり前と言えば当たり前なのです。

期待は誰のためにするのか

勝手な期待を実現するためには無理を通さなければなりません。無理には反発が付き物ですから、ゴリ押ししなければなりません。そうなれば、ますます摩擦は激しくなり、対立を生み、挙句の果てに強硬な姿勢で押し切れば、互いの信頼も失われてしまいます。勝手な期待を持つことは無駄に疲れるだけで何もいいことがないのです。自分勝手な期待に自分自身が振り回されては、精神的疲労が募るばかりです。そんな疲労を日々感じていれば、できることもする元気もなくなります。

偶然は準備していない人を助けない

こちらの問いかけに、相手がいつでも答えてくれるとは限りません。自分には自分の立場や考え方があり、相手には相手の立場や考え方があるのです。他人に自分勝手な期待を要求して憤っていても事が片付くはずがありません。考えるべきは自分勝手な期待をして待つことではなく、自分ができる範囲のことに集中して目一杯取り組むことだけです。最も真剣に準備した人のところに運は訪れます。偶然は準備していない人を助けません。

期待はいくらかけてもらっても構わないんですけど、僕は僕以上の
力は出せないので、自分の力を目一杯出すしかないということですね。
イチロー