読んだものまとめをやって学んだ5つのこと
ブログを始めて早いもので半年が過ぎました。沢山の方から多数のご意見ご感想をいただき、感じ方や考え方が本当に異なるのだということが分かりました。賛否両論(特に耳の痛い建設的な批判)は自分にとっての宝物です。これからも知力、体力が続く限り、思いついたことや考えたことを自分なりにまとめていきたいと思います。半年のまとめということで今回は読んだものまとめのまとめをやります。いままで綴ってきたエッセンスを5つに集約してみました。今後のあなたのわたしの未来に役に立てられていただければ幸いです。
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/01/20
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1 根拠がなくとも自信を持つこと
どのようなことに取り組むにしても失敗は常につきものです。いちいち失敗を気にしていてはペースが落ちますし、失敗を恐れていれば不安自体が重しになって失敗する確率も上がってしまいます。失敗を恐れれば恐れるほど成功から遠くなるなら心配などする必要はありません。というより、失敗しないためには結局トライ&エラーを繰り返し数々の失敗を乗り越えていくしかないのです。そのためには何より自信がなければなりません。自信に根拠は要りません。根拠のある自信は経験がなければなりません。つまり経験がない人には根拠のない自信しかないのです。その自信を経験に変えるために素直に取り組めばいいだけのことなのです。
2 自分と他人を比較しないこと
比較することは『差』を知るといった意味はありますが、その差を知ったところで直接的に自分の成長に影響を与えるものではありません。むしろ、比較することで発生する優越感は怠慢を生み、劣等感は嫉妬を生むだけです。捉え方次第で、成長を阻害する要因にもなります。自分を大きくするために必要なのは真摯に自分と向き合えるかどうかだけです。自分の短所を改善し、長所に努力を重ねることです。そこに不要な優越感や劣等感が入り込めば成長は鈍ります。比較したいなら過去、現在、未来の自分自身と行うべきです。
3 負荷は調整すること
易しすぎれば飽きますし、難しすぎれば諦める原因になります。難易も度が過ぎれば、自分にとって害でしかありません。ちょうど良い負荷を継続的にかけていくことが成長にとって重要なことです。制限や縛りを使えば問題の難しさを変えることは簡単です。むしろ問題になるのは、そんなちょうど良い負荷を継続的に続けることができる自分に耐えられるかです。手を抜くことが出来ない自分が作れれば無限の成長はあなたのモノです。もちろん、壊れてしまわないように日々のメンテナンスと四半期毎のオーバーホールも忘れないことが条件です。
4 慣性を利用すること
何をするにしても一番難しいのは初動で重い腰を上げることです。動かないでいると周りの速度が相対的に速く見えます。疑いと恐怖が常に目の前を走っている状態では手を出すのを躊躇うのも分からないわけではありません。しかし、いつまでも言い訳をしてその場に留まり続ければ益々腰は重くなり、相対速度は上がってしまいます。そんな、どうにもならない状況を断ち切るためには瞬発力しかありません。一旦、高速道路も乗ってしまえばたいしたことないものです。動き始めればどのようなものにも慣性力が働きます。後は、抵抗になるものを道から除外することに集中すれば自然と前に進んでいくことができます。慣性力を利用することは継続する自分を維持するために重要なことです。
5 皆のためが自分のためになる
自分のために努力すれば、その限界は自分の中で決まってしまいます。自分にしか努力の理由がなければ言い訳は簡単です。少しでも甘えがあれば成長のスピードは緩みストップします。そんな自分のためだけに生きる人の周りには誰も寄って来ません。一方で、自分以外のために努力すれば、その限界はどこまでも広がりをみせます。家族のため、友人のため、故郷のため、日本のため、世界のため。自分の外に努力の理由があれば言い訳は難しいので、成長のスピードは緩むことなく、能力は際限なく伸ばすことができます。誰かのために努力する人の周りには誰かが必ずいるものです。それは自分にとっても幸せなことではないでしょうか。
明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。
マハトマ・ガンジー