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sadadadの読書日記

読書した本のまとめ、読後所感、考えたこと



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『こだわり』の多さがうつ病を生む

最近何かと話題の「うつ」病ですが、「何もしたくない」「何がしたいのかわからなくなる」という状態は誰にでも起こりえる心理状態です。この悩みは、誰もが抱えることになるかもしれませんから他人事にはできない問題です。このうつ状態が起こる理由には自分とコミュニティ(家族、学校、組織、社会)の間に歪が生じ、適応できなかったときに起こりやすいといわれています。たくさんの「すべきこと」「してはならないこと」が教え込まれる過程において元々の旺盛な好奇心や自然な意欲がうまく温存されることは稀にしかありません。つまり、うつはコミュニティに過剰な適応を求めたときに起こりやすいのです。

仕事は楽しいかね?

仕事は楽しいかね?

1 何もしたくなくなるのは何も出来ない、何もさせないから

人間は本来、好奇心のかたまりです。幼い子供を見てみると、何でも知りたがり、やってみようとします。これが、人間の本来の姿なのですが、大きくなるにつれてしつけや教育によってコミュニティに適応を迫られます。自分とコミュニティが乖離していればいるほど自分を規制して自主性を押さえ込まなければなりません。日常的にそんなコミュニティに適応させるためにやりたいことが押さえ込まれた状態が続けば自分自身を有る意味で裏切り続けることになります。そんな状態が続けば、無力感を感じ無気力に陥ってもおかしくはありません。何でもできる状態を許せば秩序が保てなくなりますから、ある程度の規制は必要かもしれませんが押さえ込まれる部分が多ければやる気を失ってしまいます。何もしたくなくなるのは何も出来ない、何もさせない状態から生まれるのです。

2 何もしたくない社会は誰がつくっているのか

社会に過剰な適応した人は前例踏襲で従順さが先行しその社会を硬直化させます。そして社会に適応できなかった好奇心旺盛なやる気のある人が社会から外されていけばますます社会を硬直化させていきます。現在、日本においては社会に適応することが善という刷り込みがあまりにも強すぎて人それぞれが持っている力を発揮できる場が失われています。そして規制が無秩序に氾濫して自由さを許容する基盤が失われています。心の底から没頭できること、環境がある人はうつ病などにはかかりません。そんな没頭できることを認める社会は一人一人の許容する心の大きさからしか生まれません。つまり、何もしたくない社会はあなたの『こだわり』が作っているのかもしれません。


掟はわれわれの思考の一部なのだから、われわれには見えない。 
アーシュラ・K・ル・グィン

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