教わる技術から教わること - 教わるための5つの技術
今や、書籍やネットを使えば、様々な事が勉強できる環境になりました。しかしながら、学ぶためのネタにおいて過去と比較にならない程度に増えていますが、それを噛み砕いて伝える人=教える人が不足しています。時代は変わっているのですが学校の教師が教えることは相変わらず変わりませんし、社会に必要なことを教える人はそれぞれの仕事に邁進して教える側に回ってきません。そういった人から、学ぶためには教わるための技術が必要になるのです。
- 作者: 人見隆之
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2008/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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教えて貰うことの有用性
達人は必ず『コツ』を持っています。このコツを教えて貰うことで飛躍的に学習効果が上がります。自分だけで一から始める学習では、非常に効率が悪かったり、限界があります。学ぶことに対して俯瞰的に見ることが出来ず、力が拡散してしまえば続けることも難しくなります。これは、これでよい経験になるのかもしれませんが、やはり効率という面においてはあまり良い結果に結びつくとは言えません。やはり、その筋の経験者から学ぶところは大きいのです。
教えて貰うのが上手な人の行動
身の回りにも教えて貰うのが上手な人はいませんか。彼は教える側も人間であることを知っています。そして、教えて貰うために積極的に動きます。教えて貰えないことに憤ったり、愚痴を言っている時間はありません。教えて貰えないのには、大抵は教わる側の方に大きな問題があるものです。教える側のメリットも考えずに自分の利益ばかり求める人に対して教えたくなるでしょうか。達人を教師に変えことはそう難しいことではありません。ポイントは自分が「どんな人に教えたくなるか」です。これを教わる側が意識すれば、あちこちの人が全て先生になります。
教わるための5つの技術
1 表情
興味に満ちあふれた顔をすること。
2 素直さ
素直に頭を下げること。教えてくれた事を素直に喜ぶこと。
3 好奇心
好奇心をもつこと。興味津々の心を持つこと。
4 感謝
感謝を大きく表現すること。感謝に対して悪い気持ちを持つ人はいません。
5 実行
できるだけ早く身に付けること。聞くだけの人には教えたくありません。
教わる技術から教わること
『どんどん教えて貰える人』は、間違いなく『得』です。教えてもらうための努力は無駄ではありません。対価である時間もお金も省くことができるからです。そもそも、教わるのは何のため、誰のためなのかを考えれば、教わることに対して何をするべきかは、自ずと答えは出てくると思います。教わる技術を身につけて出来るだけ多くのものを得ることは、何も持たない学ぶ側の姿勢として『正しい』選択肢なのだと思います。差し出すものも差し出さずに請うのは餓鬼のすることですから。
人は子どもの頃、他人が自分をどう扱ったかで自分の扱い方を学ぶ。そして大人になったら自分で自分をどう扱ってるかを見て、他人はあなたの扱い方を決める。