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sadadadの読書日記

読書した本のまとめ、読後所感、考えたこと



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コストコに学ぶ倉庫管理術 - 貯めれば貯めるほど不安になる理由

考え方

コストコホールセールはアメリカに生まれの大型会員制の倉庫店です。パレットに乗っている商品をそのまま大型の倉庫に並べて販売し、管理や陳列にかかるコストなどを抑えるなど薄利多売で資産回転率を加速させることで利益を上げている米国の企業です。その回転の速さで倉庫の中の商品を次々に入れ替える戦略からは学ぶべきところが多くあります。売れないものが積みあがれば商売あがったりです。彼らの倉庫管理術からは貯めないことの真髄を学ぶことができます。

「捨てる」成功法則

「捨てる」成功法則

1 貯めれば動きが悪くなる

どんなものであれ貯め込んでしまえば、いくら整理しようがスペースは狭くなり、身動きがとりづらくなるものです。新しいものを受け入れる余裕が無くなってしまえば、スペースは古いもので一杯になってしまいます。いつか使うかもしれないと保存したものでも時間がたてば経年劣化して使い物にならなくなることはよくあることです。よりコンパクトな、より多機能な、より高機能な新品を押しのけて、使われることもないものを大事に保存しておくのはあまりにも合理性に欠く行為です。また、新しいものを受け入れる余裕を作るためには、古いものから使っていかざるを得ず、無駄にランニングコストが嵩みますし、使い物にならなければいっそのこと捨ててしまわなければなりません。『大量に溜め込んで、使われないまま経年劣化させて、使い物にならないので廃棄する』といった貯めては捨てるといったサイクルになれば、なんのために貯めているのか意味が分からなくなってしまいます。

2 貯めることは目的ではない

流れが速い時代には、運用効率の上昇が著しくなるので、相対的に貯めることに無駄が発生しがちになります。古い「モノ」にしがみついていては、新しい『モノ』を得ることが難しくなるだけでなく、同じ労力を投入しても生み出すものが相対的に陳腐化するのです。今の時代、コストコのようなバックヤードを持つことで流動性をあげ、できるだけ持たない、保存しないという選択肢もあるのです。流通経路さえ担保できれば常に自分の手元に必要最小限のモノを置いておくことで用は足ります。入れ替わりが頻繁に行われれば、常によりコンパクトな、より多機能な、より高機能な新品で運用することができるようになります。溜め込む管理コストは限りなくゼロに近づきますし、廃棄にかかるコストも少なくて済みます。貯めるよりも使うことに目を向けるだけで倉庫は小さくできるのです。

3 考えるべきは使うために貯めること

あなたの倉庫はあなたの重荷であってはなりません。倉庫はなるべく小さくして貯め込まないことで、身軽になりましょう。身軽になれば、本当に必要なものだけに注力できるようになります。持っていないことに対する不安は何かあったときに対する不安です。もし不安な状態が発生したとしても溜め込んでいること自体が危険な状態を引き起こすことになることは想像に堪えません。確かに、貯め込むことで安心を得ようとする気持ちは分からないでもありませんが、そもそもモノは使うために保存しているのですから使われずに貯めておくことが不安を解消することはないのだと思います。考えるべきは溜め込むことよりも『使うこと』です。流れに身を任せることは怖くありません。外部から常に新鮮な空気を取り込み、変化に耐える自分を作ることこそがが不安を解消する最良の方法だと思います。

用心は所有とともに増大す
ヘシオドス

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