sadadadの読書日記

読書した本のまとめ、読後所感、考えたこと



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サラリーマンに伝えたい『多読』のススメ

サラリーマンは恵まれた環境など与えられないことなど日常茶飯事です。どんなに努力をして成果を挙げようにも、障害だらけで身動きが取れず、何とか妥協しながら期限内に仕上げても、状況を加味せず見事に突っ込まれて、責任を背負わされることもしばしばです。そんな歯車が噛み合わない毎日を忍耐力だけで堪え忍んでいる人も多いかと思います。しかしながら、そんな自転車操業を続けても何も残らず、貯まるのは疲労だけです。そんな日常から脱するためにオススメしたいことがあります。『多読』です。

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

1 日常を変えないために働いている力

世の中には「ルール」「慣習」「権限」「信用」「空気」等、いろんな常識が存在します。その常識の中では自主規制という暗黙の力が働いています。その自主規制は変化を妨げる力に他なりません。ぐるぐると同じ毎日を過ごし、ダラダラと時間が浪費しているのは、そんな常識に従っているからです。常識に従っていては、いつまでたっても現状を変えることなどできません。常識も時代と共に変わっていきます。時間を経るに従って経年劣化していくのが普通です。無駄を生み、仕事は積み上がり、いずれ現状維持すらままならなくなるのは時代遅れの常識に縛られているからに他ならないのです。常識は常識であるためにそれ自身が障害になるのです。

2 多読のススメ

常識はその常識の外側から見なければ、常識であることを認識することができません。常識に埋もれていてはいつまでたっても常識を認識することができないのです。そんな外側に出た視点を手に入れるには、旅や国外に飛び出るという方法もありますが、いかんせんコストがかかります。そこでオススメしたいお手軽な方法が『多読』なのです。多読をすることで得られた外側の視点を使えば、いままで感じていなかった多くの常識が常識でないことに気付くことができます。つまり、生産的でなくなった常識に気づき、そして改善する方法を見つけることができるのは、いままで無かった外側の視点がなければならないのです。

3 常識という壁

常識を変える行為は既存の常識にとって敵対行動をすることに他なりません。弾き返され腰砕けにされることも多いです。しかし、既存の抵抗に屈して過去の常識に配慮すれば、努力を重ねても効果的に成果を結ぶことは出来ません。そもそも既に身動きが取りにくい環境で、理不尽な強制力が働かせれば、泥沼のような量でカバーしなければならないことになるのは目に見えています。そんな理不尽な常識に縛られたやり方に固執するのは今までの常識を捨てられない人の思いこみに過ぎません。だからこそ既存の抵抗を解放するためにも、多読を皆にススメて視点を皆が高く広く持つことをオススメしたいのです。

4 考え方を変えれば人生は変わる

人が世の中に対して1日で生産できる量は決まっています。その生産量は1日24時間を有効に活用しているかどうかの違いでしかありません。生産性を上げるための時間がなければ、いつまでたっても生産性は上がりません。もっと人生を楽しめるように、新たな視点を得られる時間を作ることは誰にとっても重要なことです。見聞を広めて、視点が高くなれば、何をするのか、何をすべきかが見えてきます。その視点を活かして仕組みや環境(=いわゆる常識)の改善に取組めば、今までのぐるぐるした時間を打ち破ることができます。そうなれば、あなたの人生は間違いなく変わり始めます。


考えが変われば意識が変わる。意識が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。
野村克也