sadadadの読書日記

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マネジメントしなければ集まりは維持できない

マネジメントの歴史は古く旧約聖書にも記されています。十戒で有名なモーセは、エジプトで奴隷生活を強いられていたイスラエルの民を導き解放した時のお話です。イスラエルの民は荒野を旅する中で多くの問題に遭遇します。飲料水、食糧の不足を原因に様々な人間関係のいざこざなどが起こります。その度にモーセが一人で問題解決に当たっていました。しかし、あまりの問題の多さにさすがのモーセも疲れ果ててしまいます。そこで、ミデアンから訪れたエテロは心配して助言します。助言は『民の中からリーダーを立て、問題解決を委託すること』でした。その助言こそがマネジメントの始まりと言われています。

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

マネジメント[エッセンシャル版] - 基本と原則

1 マネジメントの基礎『委譲』

モーセはエテロの助言に従ってリーダー達を選出しました。すると自ら抱える仕事は減り。全てに答えなければならないといった責任や重圧から解放され、より重要な、より思考力を必要とする判断に集中できるようになりました。副次的な作用も生まれています。選出したリーダー達が育ち、より難度の高い問題解決にも取り組めるようになっていったのです。これは、マネージメントの基礎である『委譲』というものです。いかにして委譲を行うかで組織の効率が大きく変わります。『委譲』がおこなわれなければ有能な人が有効に機能しませんし、有効に機能しなければ組織もうまく動きません。

2 モーセも学んだマネジメント

1 目的:やるべき事を決める
何がやりたいか分からない人は何もすることが出来ません。そういった人は、組織自体もうまく機能させられないどころか、何のためにそこに居るのかすら分かりません。環境や状況が異なればその度に迷い無駄に資源を浪費することになります。それぞれがバラバラに目標を立てて行動すれば組織する意味自体が存在しなくなります。逆に目標がしっかりしており、ぶれなければ目指すべき地点まで着実に歩むことが出来ます。予想外のことが起きても、目的を見失うことがなければ対処できるだけの余裕は出てきます。

2 動機:何かをする意義を与える
動機がなければ組織は動いていきません。何かをしようとするときにやるべき意義が見出せなければ主体的に行動することできないからです。内側からでてくる動機が作用すればするほど勢いは目的に向かう勢いは増して行きます。個人的に動機付けできる有用な人は少なからずいますが、組織はうまく機能させるためには個人に動機を求めなくても構いません。組織的に意義を与えることができればいいのです。

3 組織:資源を揃え、割り当てる
組織を作るためには、機能するために必要な資源(人、物、金、時間)を揃えなければなりません。しかし、その殆どは揃いません。大切なのは、その資源そのものよりも機能させるための『割り当て』です。割り当てられた部分において何をすべきかを明確して、それぞれの努力が重複したりして、多くの無駄が生み出されたり、資源が浪費されることを出来るだけ減らすことです。組織が上手く構成されていなければ、どんなに資源や労力を費やしたにもかかわらず、何も生み出すことができなかったり、目的とは反対方向に進んでいたりすることもあります。

4 情報:関連情報の共有
将来など誰にもわかりなどしません。様々な情報を手にして、知識や経験に基づく分析があったとしてもそれは推測の域を出ません。そんな憶測の精度をあげるためには、様々な意見の多様性を確保することです。様々な視点を確保して、一人による思い込みを排除して、バランスを保つ努力を皆が行う必要があります。また、そのバランスを採るさいに出てきた相互の疑問はできるだけ早い段階で解消し、それぞれが納得したかどうかを確認することで意志の統一を図ることができます。そういった意思統一を怠ればツケは後から大きくなって返ってきます。

5 評価:進捗度を与える
評価がうまく成されていないと何を期待されているのかわからず、どこまで進んでいるのかがわかりません。目的に向ってのかさえ分からなくなってしまえば、進むことに対して疑問が生まれてきます。五里霧中で手探りでは推進力など得られません。人は目標に向かっているのかを常に確認しなければ目標にはたどり着けない生き物なのです。進捗度は常に誰の目にも見える場所においておくことです。


今はないものについて考えるときではない。今あるもので、何ができるか考えるときである。
ヘミングウェイ

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