嫌われることを覚悟すれば本当に嫌われなくなる理由
誰にとっても嫌われることはあまり好ましいことではありません。しかしながら、考え方や思想がすべて同じになることはありえないため、誰かには必ず嫌われます。批判層からの建設的な批判に耳を傾けることは重要ですが、感情的な批判に安易に迎合すれば支持層から批判を受けます。双方に対して、いい顔をしようとしても、どっちつかずな状態を生み出し、結局双方から批判を受けることになります。あちらが立てばこちらが立たずで、嫌われないために動けば動くほど嫌われるのです。
- 作者: 川島達史
- 出版社/メーカー: マイナビ
- 発売日: 2012/05/24
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嫌われないために動くほど嫌われるわけ
そもそも万人に好かれることなど誰もできません。周囲に対して影響を与える力が強くなればなるほどに賛同する人、批判する人は増えてきます。好き嫌いは、考え方や感覚の違いであり、個人的な感情に過ぎません。つまり、賛同や批判のレッテルに対して責任を感じる必要はなく、違いがただただそこにあるだけです。つまり、批判する人に対して顔を向ければ、賛同して支えてくれている人の顔が反対を向くだけのことなのです。
批判は興味の裏返し
批判は興味の裏返しです。批判は自分との違いを主張し、相手に何らかの理解を求めているサインでもあるのです。ですから、安易に批判をする人に顔を向ければ、批判していた人も興味を失います。主義主張をコロコロ変える人は好き嫌いなどどうでもよい、『とるに足らない人』になります。反対に、批判に対しても誠実に目を向けて相違を埋めていく努力を重ねれば、力強い賛同に変えることもできます。主義主張を貫き説明を重ねる人は『信頼に足る人』になるのです。
嫌われることを覚悟すれば本当に嫌われなくなる理由
誰からも嫌われないためには、とるに足らない人になるしかありません。他人がどう考えているかを気にして、批判されないために主張せず、行動しない、空気のように見向きもされない自分を選ぶ理由などどこにもありません。そんな他人の顔色を伺う暇があるなら、批判を恐れずに自分の信じる道を追求し、力量を伸ばし、対話を重ねることに注力した方が建設的です。主義主張を貫く筋の通った人には、賛否とともに人は集まってきます。大切なのは、あなたがどう考えているのかであり、どう行動しているかなのです。
嫌われているということは、目立っているということ。
島田洋七(がばいばあちゃんの言葉)