sadadadの読書日記

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過剰な執着は悪の木を育てる根である。知っておきたいヨーダの教え

自分の考えと他人の考えに折り合いのつかないことはよくあることです。そこで、互いに自分の考えに固執すれば、必ず争いになります。争いは、お互いが自分の考えを変えない限り続けられます。力ずくで納得させたとしても憎しみが内側に残り、今後の新たな火種を残すことになるのです。ヨーダ師が語るように過剰な執着が導く未来は必ず灰色です。

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1 過剰な執着は悪の木を育てる根である。

この言葉はスターウォーズヨーダ師が語る有名な言葉です。自分の価値観はだれにとっても大切なもの。しかし、大切だからといって度が過ぎた価値観は、過剰な執着を生み、そして例外なく独善に陥ります。自分以外の価値観を認めないという発想は他を排除し、争いの中で多様性を失わせ、理想である統一された価値観の行き着く先には何も残されてはいないのです。

2 理想郷は保てない

自分の価値観が支配する理想郷はすぐに破綻します。全知全能の人などいませんので、人が作り出す価値観も全能ではありません。未完成な価値観には必ず歪みが生まれます。価値観に疑問を持つ人が、支配する力を押し返す力を身につけたとき、内側から理想郷は崩壊し始めます。自分以外の人が存在する限り、価値観を固定化させることなど誰にもできないのです。

3 異なる価値観こそが面白い

世の中には、意見が合わないからといって、折り合わなかったり、行為を止めさせるように足を引っ張ったりする人は多いです。自分の価値観に固執して、他を排除する方向に向かうのは建設的ではありません。自分と異なる価値観を排除するよりも、むしろ異なる価値観を取り込んで、組み合わせた価値観からお互いの利益を享受するという発想こそが、新しい価値観を生み、面白さを生みだす原動力になるのだと思います。

4 乗りこえるのは自分の執着心だけ

どんなに環境を変わろうと、自分自身が変わらなければ、何も変わりません。周りの景色は自分の目と心が捉えるものです。暗い歪んだ顔をして意地を張り合うよりも、お互いの価値観を認めながら、異なる価値観を自分の中に取り込む方が互いにとって利益がある。そこに気づけば過剰に執着することに意味はないということに気が付くはずです。乗りこえるのは自分の執着心だけなのです。

学んだことを捨てるのだ。
ヨーダ