ウォーレン・バフェットに学ぶ「あなたの財布を膨らませる」ためにすべきこと
どんなに貯蓄があったとしても散財してしまうのは、価値を知らないことに尽きます。価値を知らないものには、価値の判断が出来ません。また、価値は、それを維持させる、言い換えれば適正に使いこなすだけの力量を要求します。価値を知らない、活かせないでは、自然と価値は失われていきます。価値を維持し、増やしていくには身の丈に合わせて、持てる価値を調整する能力を必要とするのです。
ウォーレン・バフェット 賢者の教え―世界一投資家思考の習慣 (経済界新書)
- 作者: 桑原晃弥
- 出版社/メーカー: 経済界
- 発売日: 2011/06
- メディア: 新書
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1 適正な対価は信頼を生む
価値を得るには、それに見合った対価を支払わなければなりません。しかし、適性に対価を支払うには相応の価値を知らねばなりません。過剰な対価を支払う行為は、単なる浪費に過ぎず価値を維持することができません。一方で理不尽な買い叩きをしてしまっても、相手が消耗して価値を維持することができません。いすれにせよ、価値に見合わない対価を支払う行為は、自分に対する信頼を損ねてしまうことにも繋がります。
2 価値を知る人、知らない人の行く末
適正な価値を知っている人は、価値を維持するだけでなく増やすことができます。たとえ貧しくとも、見の丈に応じて清楚に暮らすことができます。必要と思うもの以外への出費は抑えて、必要と思われるものには投資を惜しまない。そういった価値判断が出来る人には、自然とお金の方から集まっていきます。逆に価値を知らない人は、この反対でいくら富を持っていたとしても、いずれは全てを失います。
3 価値を判断する方法
価値判断に求められることは唯一つ「フェアである」ことだけです。しかしながら、現代では価値を正確に評価することは本当に難しい時代になっています。過剰なブランディングや、矮小化やダンピングは日常茶飯事に行われています。歪んだ価値を認めてしまっては互いの信頼は築けませんし、継続性に欠く行為は、最終的に誰の幸せにも結びつきません。どのような立場であれフェアな価値感覚を失わないことは大切です。フェアな価値判断こそが、世界の価値を適正に維持、向上させる唯一の手段なのですから。
価格とは、何かを買うときに支払うもの。
価値とは、何かを買うときに手に入れるもの。
ウォーレン・バフェット