よく噛んで食べるといろいろな意味でおいしい
一昔前はよく噛んで、ゆっくり食べることは躾にされていました。しかしながら最近ではファーストフードから始まり美食に至るまで柔らかい食べ物が横行し、食べ方についても早食い、大食い、ダラダラ食いが広がっています。食べるものや食べ方に対しての関心は高いですが、食べる自分に対して関心は低くなってきている気がしてなりません。当然、歯や顎に関するトラブルは増加し、それに伴って健康を損なう人も増えます。やはり、躾とまではいかないにしても、もう一度、『ゆっくり噛んで食べること』に対してもう一度見直す必要があるのだと思います。
- 作者: タニタ
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2010/01/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 73人 クリック: 769回
- この商品を含むブログ (154件) を見る
1 早食いは百害あって一利なし
一般的に食べてから20分程度しないと満腹中枢は働きません。早食いをしてしまうと満腹中枢が満腹を感じるまでに十分な時間が得られず、無駄に多く食べ過ぎてもブレーキが掛からないのです。過剰な栄養を摂取してしまえば肥満の原因にもなります。また、あまり噛み砕くことなく飲み込んでしまえば、それだけで胃腸に負担をかけ消化不良を引き起こしやすくなります。早食いは百害あって一利なしです。
2 よく噛んで食べるメリット
よく咀嚼すれば満腹中枢を適切に働かせ肥満を防止するだけでなく、食べ物を噛み砕いたり唾液により食べ物を中和することで胃腸の消化吸収を助ける働きもあります。さらに、唾液は口中に残った食べかすを洗浄し、口内を殺菌する効果もあり虫歯や歯槽膿漏も予防することにもつながります。さらにさらに、噛むことは脳への血流が増やすので頭の回転が良くなり認知症の予防にもなりますし、副交感神経を優位にさせるのでストレスを和らげることもできるのです。
★よく噛んで食べる5つのメリット
1 食べ過ぎを防止しダイエットできる
2 胃腸に負担をかけず消化吸収を助ける
3 虫歯や歯槽膿漏を予防する
4 頭の回転を上げ、認知症を防止する
5 ストレスを和らげリラックスできる
3 ゆっくり食べれない人は
忙しくてそんな時間が無いという人も多いかと思いますが、できるだけ、隣の人を誘って雑談や会議などコミュニケーションしながら食事をするのがいいと思います。それも難しい人は顎や舌を積極的に使うためにシュガーレスのガムをオススメします。ガムの噛む回数は1枚につき550回(チューイングガム協会調べ)と言われています。食前、食後にガムを噛むだけでも大きく健康に貢献してくれるハズですよ。
- 出版社/メーカー: ロッテ
- メディア: 食品&飲料
- 購入: 8人 クリック: 99回
- この商品を含むブログ (12件) を見る