sadadadの読書日記

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平尾誠二に学ぶ主導権を握るために必要な考え方

常に振り回されている人は自分の基準を低く見ているか、そもそも持ってません。彼らは他人の顔色をうかがい、嫌われないようにと他人の基準で行動するのです。自分以外の基準で選択できるのは『受け入れる』か『拒絶する』かの2択だけです。受け身な発想では自分で選択肢を選んだというよりも選ばされたという感が強く、責任も他人任せにしがちになります。気持ちは分からないこともありませんが、他人を基準とした時点で自分が振り回されるという選択をしたことに代わりはなく、それが自分の選択であることを認識しない限り、ずっと他人に振り回され続けることになるということを認識しなければなりません。

1 振り回される人は望む選択肢を他人に期待する

確かに自分の選択肢を作って責任を引き受けて生きるより、言われたとおり指示されて他人の選択肢の中で生きた方が楽かもしれませんが。毎日、不平不満を垂れながら他人に依存して生きることは、奴隷となんら代わりありません。他人を基準としてしまえば、常に周りの変化に怯え、耐え忍び、流されながら生きることになります。他人を基準にすれば、自分の選択肢を作ることが出来ず、選択肢そのものが少なくなるのは当たり前です。望む選択肢が提示されることなど期待するのは宝くじに当たることを祈っているようなものです。

2 振り回される人は信用されない

振り回される人は自分の基準を常に低く抑えているため、そもそも『対等』な関係を保つことができません。なぜなら基準が見えない人は本当は何を考え、何のために行動しているかが理解できず信頼関係を築くことができないからです。面従腹背をしていても、不都合が生じた時には、自らの潔白を主張し、急に手のひらを返すような人とは対等な関係を作ることなどできません。たとえ意見の食い違いを残したとしても、その部分を残しつつ、対人関係が結ぶことができるのはまずなにより、それぞれが自分の基準を持っていることが前提条件なのです。

3 基準をつくるのに必要なもの

他人の基準で動いていては、結局振り回される現状に耐えて過ごすしかありません。できないこと、やらないことにあれこれ理屈を捏ねていても時間の無駄です。そんな現状に嫌気が指したなら自分の基準を作るための一方を踏み出すべきです。自分の基準を持つのはそう難しいことではありません。受身で批判的に生きるのをやめ、自ら積極的な『意志』を持つことだけです。注意するべきは意志には正しさや誤りは存在しないということぐらいです。受け入れられれば、そのまま信じればいいですし、否定されれば修正すればいい程度のものなのです。柔軟で素直な意志は自分の基準をより太くしてくれます。同時に自分への信頼も太くしてくれます。そんな意志を放棄する、しないの選択肢は自らが決められることです。それを決められない人は不平不満を述べながら隷属し続けた方が幸せなのかもしれません。



「自分」が基準でないのなら、頑張れなかったときの言い訳は、しようと思えばいくらでもできてしまう。
平尾誠二


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